二次予選11Rで共倒れに終わった菊池岳仁と再度連係し、今度はうまく呼吸を合わせた。道中は今岡徹二に絡まれるシーンもあったが貫禄の追走でしのいだ。

「菊池君も2日目を経験して課題が分かったと思う。僕自身もきつかったし、勝負にならなかったですね」

　絶対的な影響力を持ち後輩たちに背中で示す武田といえども「まだまだ成長段階。今回は神山(雄一郎)さんがいるし、自分でも聞く側ですから」とのこと。
　神山が同配分でおり、追いかける目標が元気いっぱいなのは48歳の武田にとって大きなモチベーションだ。

「自力選手の頃は先行することが楽しかった。今は(立場が変わったが)違う楽しさがあります。最終日も気持ちを上げてファンの声援に応えたいですね」と前を向いた。(netkeirin特派員)