2022/02/25(金) 10:30 0 3
人気を集めた大久保花梨の後ろから、赤い勝負服が一気に突き抜けた。高尾貴美歌がピンピンだった前節の和歌山に続いて初日1着。2節連続で初日白星は高尾自身、初めてだ。
「展開が向いてくれました! 1着はたまたまですよ。でも落ち着いて走れましたね」。
初手から大久保後位を取れたのも大きかったが、最後は余裕を持って抜け出したように見えた。
「調子は悪くないと思います。好調の要因ですか? 自分でもわかんないです。ハンドルのステムを戻したのと、あとは長崎の選手に練習を引っ張ってもらっていることですかね…。千切られて泣きそうになっちゃうこともありますけど(苦笑)。ガラにもなく休まず練習したのが良かったのかな。結果を出してみんなから『頑張ったね』って言ってもらえるのが力になります」。
前節の和歌山は準優勝。初Vも手が届くところまで来ている。これからは相手からの警戒レベルも上がっていくだろう。
「いかん!(苦笑)。緊張する。ひっそり走れなくなっちゃう。出来ればひっそりと走りたいんですよね〜」。
まだ無限の可能性を秘めた21歳。既に自身が思っている以上に、注目を集めている。(netkeirin特派員)