2022/02/24(木) 06:00 0 5
全日本選抜競輪が終わってすぐの開催ということでS級S班は不在。競走得点を見ても105点前後の選手が非常に多く、誰が主役なの? と聞きたくなるくらいの超難解シリーズだ。
一応のシリーズリーダーと言うのも変だが、頑張ってもらいたいのはビッグネームの武田豊樹。年令と共に脚力は落ちているが、先月の松戸では坂井洋のカマシに乗って優勝している。ここは後輩の菊池岳仁、朝倉智仁、金子幸央を足場に貫禄の差しを披露したい。
今回参加メンバーで一番点数を持っているのは島川将貴だが、落車明け1ヵ月以上振りの実戦で状態未知数。ただ、四国開催ということで援軍は充実しており、同期で年下の佐々木豪と一緒になれば喜んで番手を回るだろう。その佐々木も直前の小倉では連日パワフルな走りをしていたし、当然、優勝候補に挙げられる。
地元の高知からは佐々木則幸、篠原龍馬、宗崎世連、田尾駿介の4人がエントリー。リーダー格の佐々木を中心に、最低でも準決勝までは勝ち上がりたい。
北日本は飯野祐太がまとめ役。2班だが嵯峨昇喜郎、小原丈一郎とイケメンの先行選手が揃っているし、デキいい酒井雄多との同県連係もありそう。
南関はやや駒不足で、野口裕史のパワフル先行頼み。中部も戦力的に厳しく、実力者の志智俊夫はいるが、近況、目立ったヒットはない。近畿は追加で入った中西大が元気で、直前の小倉で優勝しての参戦となる。稲毛健太、椎木尾拓哉と和歌山3人の連係が実現すれば、一大勢力となり上位独占も可能だ。他ではデキいい岡崎智哉もいいところまでいきそう。
中国地区は、片岡迪之が高いレベルで安定していて、レースの立ち回りが上手くなっている。九州は林大悟、岩谷拓磨の若手先行に期待が集まり、『名操縦士』の坂本亮馬や合志正臣が盛り立てていく。