2022/02/23(水) 16:15 0 2
取手競輪場で行われている「第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」は23日に最終日を開催。9Rを走った嘉永泰斗に話を聞いた。
最終日は井上昌己に交されたものワンツー決着。今シリーズは1着2回、2着1回と初のGI出場とは思えぬほどの活躍で全国に名を売った。それだけに準決勝が悔やまれる。
「準決は力の違いを実感しました。トップスピードと立ち上げる際の力が劣っている」と一流選手たちに打ちのめされた。
それでも「練習方法や調整方法が自分の中で間違っていなかったことが確認できた。次からは余裕を持って走れるかも」と収穫を得て胸を張った。ただ自戒の念も忘れない。
「基本はまくりだと組み立てや戦法がバレたし次のGIは簡単にはいかない。変化球を投げるように戦術の幅を広めていかないと」
今のGI戦線は松浦悠士や古性優作そして郡司浩平のようなオールラウンダーが上位を席巻している。彼らの武器は自力も番手もこなし、位置取りを苦にせず、なおかつ長い距離を踏めるところ。
「極端に言うと打鐘から押さえて駆けて残れるぐらいの脚を付けたい。欲張りですけどそれぐらいを目指して底上げしてきます」と更なる飛躍を目指している。(netkeirin特派員)