2022/02/22(火) 19:15 0 8
取手競輪場で行われている「第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」は23日、最終日を迎える。12レースの決勝を走る平原康多に聞いた。
決勝の共同記者会見で平原康多は「深谷君からラブコールを受けたが、単騎でやることにした。準決も眞杉君の頑張りがあり、ここで他の地区の選手に付いたら関東の若手に示しがつかない」。
佐藤慎太郎や村上博幸はマーク選手だが、村上義弘と平原康多は自ら動く脚がある。村上兄も山口拳矢に付いたレアなケースがあったが、平原と村上兄の考えは共通認識だし、その辺りの違いもファンには理解してほしい。
平原は「昨年のいわき平のオールスターの決勝でも、単騎の深谷君には付けていない。ワッキーの先行を古性君が差して優勝したが、その時も自分は単騎だった。グランプリでワッキーに付けたけど、やはりワッキーは別格。勝ちたいからでなく、純粋に付いてみたいと思ったから。ワッキーの世界を経験してみたいと言う、一人の競輪選手としての本能かな」。
今の競輪は個の力でなく地区対抗戦。各地区の勢いが、そのままGIレースの結果に繋がっている。(町田洋一)