どうしてもS級トップ選手と話すと、SNSのアンチのコメントが話題になる。

　佐藤慎太郎は「静岡記念は勝ち上がりの段階で浅井康太君に世話になった。決勝で郡司浩平君に行くのが、今までの流れとセオリーだし、それを節操ないと言われても…。それが昔からの競輪だし、そういう走りを40年間見てきた(笑)。ミッドナイトから入ったファンとかは、それが受け入れられないかもしれないが。もちろん、競輪界を思えば、そういうファンも大切にしていきたい」。

　グランプリが終わり、記念を4本走ったが、東京のジムと競輪場という生活も多かった。前回の静岡記念が終わり沖縄に戻ったそうだが「競輪場の感染症対策はバッチリ。僕らは、開催の継続に向けて一人一人が責任を持って行動している。だから、沖縄に戻ってからもホテル住まいで独身生活。嫁がいるから羽は伸ばしていないし、いたって真面目(笑)」。

　今回も取材制限が厳しく、リモート取材も明日からあるが、現状のコロナ禍では仕方ない。早く平穏な世の中に戻って欲しい。(町田洋一)