菅野は1月23日開催の宇都宮開催で9連勝を達成。初日がA級2班に特別昇班して、初のレースとなった。

　初日は前受けから突っ張るも、単騎カマシとなった三田村謙祐に叩かれ番手に嵌まった。最終バック過ぎに番手捲りを決めるも後方から脚を溜めた伊藤彰規が強襲し、差されて2着に逃げ残った。

　レースを終えて「本当は突っ張り切るつもりだったけど、させて貰えなかった。付いて貰った木田(有隆)さんと深井(高志)さんに迷惑をかけてしまった」と悔しそうな表情を浮かべた。

　初戦について聞いてみると「レースの早さも違うし、何より脚力の差を感じた。三田村さんについて行くので精一杯でしたよ」と苦笑い。

「力の差を感じることが出来たし、良い経験になった。開催が終わったら練習内容を見直したい。更に上を目指したいし、強くなるためにもっと努力をして頑張ります！」と悔しい表情を浮かべつつも、今後に向けての強い意気込みを感じた。

　準決勝では同県の先輩・三澤康人を引き連れる。相手は再戦となる伊藤彰規と初対戦の寺沼伊織だ。「先輩の三澤さんを連れてのレースだし、正直言うと凄く緊張している。伊藤さんも寺沼さんも強いけど、自分らしい走りをして力を出し切りたい」と話してくれた。

　菅野はまだまだ伸び代は無限大の新鋭。これからどんな成長を遂げていくのかとても楽しみな選手だ。(アオケイ・宮本記者)