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【前橋競輪・ミッドナイト】平原啓多「お手本は康多より宿口陽一」

2022/01/31(月) 16:30 0 5

前橋競輪ミッドナイト「WINTICKET杯(FII)」は31日、2日目を迎える。9レースのA級準決勝を走る平原啓多に話を聞いた。

初日の予選でワンツーを決めた植原琢也(右)と写真を撮る平原啓多

 平原康多の実弟の啓多。来期は初のS級入りを決めている。
 前節の静岡は完全優勝で、しかも決勝は逃げ切りだった。高校は川越南で野球部。それから教員を目指して日体大に進学した。

「練習仲間の宿口陽一は同級生で、康多(今回の取材ではこう本人が呼んでいた)の後輩。彼は当時から自転車のエリートで、埼玉は同級生の選手が11人いる」

 記者は宿口と同じローテーションで大宮記念と高松記念を取材。そこで宿口の苦悩を見てきた。

 そこで常に身近にいる平原啓多に聞くと「獲れる獲れると言われる選手ではなかったし、一発ツモでタイトルを獲ってしまった。いい加減な陽一も見てきたけど、GI覇者になってからは風格が出てきた。地位が人を築くやつですね。こんな俺が偉そうなことは言えませんが…。康多の前で走る事を前提に選手をやっているし、あの関係性も良いですね。誰もが康多にはなれない。だから、俺みたいな凡人は陽一が目標だし良いお手本です」。(町田洋一)

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