2022/01/31(月) 11:00 0 2
「TIPSTAR DOME CHIBA」で30日、「PIST6 Championship ZERO」ラウンド5の決勝が行われた。レースを制し見事優勝を決めた山田義彦に話を聞いた。
今までPIST6に3度参戦し、すべて決勝進出は逃していない。だが結果は2着、3着、2着と表彰台には上がっていたが、なかなか優勝に手が届かず。前回(12月25、26日開催)では「2度あることは3度ありますね」と半ば自虐的に語っていた。
それでも今回の決勝は、まさしく他を力でねじ伏せる逃げ切りV。「行く場所を自分の中で決めていたんですけど、展開的にそれでは間に合わないと思ったので、ちょっと長いなと感じましたが、思い切っていきました。それだけに最後は差されたと思ったくらいですよ。優勝したと分かったのはゴールしてから1周して、ビジョンを見てからですね」と無我夢中だったことを教えてくれた。
バンクから引き揚げる際には、(走路からの下り坂は)手すりに掴まりながら降り、時にはしゃがみ込んで疲労困憊。まさに全力を出し切ったことを物語っていた。過去3度は表彰台に上がるも脇役だったが、ついに表彰台の真ん中へ。
優勝者の立ち位置に立った感想を聞くと「一番高くて、見晴らしがよかったです。最高でした」と喜びを爆発させていた。(アオケイ・渡辺記者)