初日は単騎の中井達郎の強襲があったものの、突っ張り先行した小原唯志の番手でかばいながら2着でスタート。
　レース後には「小原さんが頑張ってくれたお陰ですよ。ただ、自分の調子も徐々に良くなっている」と話していた。

　練習を変えたと教えてくれた高橋。
「今まで大宮のバンクや街道がメインだったけど、昨年11月の終わりくらいから平原康多さんのもと(西武園競輪場)で練習をさせて貰っている。同じ埼玉の台和紀さんも一緒に練習しているんです」

「練習のメニューを変えたというよりは、自転車の乗り方やセッティングを見てもらっています。平原さんと一緒に練習をしているとモチベーションが上がりますね。去年は年末に落車が続いたりしてA級に落ちてしまったけど、練習で良い刺激をもらえているし、S級に戻るためにもっと力を付けていきたい！」と先を見据えていた。

　最後には「家から西武園まで毎日、片道2時間かけて行っているのですが、そこだけが大変です・・・(苦笑)」とオチまで付けてくれた。

　準決勝は力を付けてきている地元の若手・水森湧太という好目標を得た高橋。今回も調子の良さを存分に発揮して観客を楽しませてくれる事だろう。(アオケイ・宮本記者)