2022/01/24(月) 11:00 0 5
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で開催された「PIST6 Championship(ピストシックス チャンピオンシップ)」。23日最終日の9R順位決定戦Cに出場した太田真一に話を聞いた。
GIタイトルもグランプリも獲っている超一流レーサーの太田真一が、今回PIST6に初参加した。高校時代から自転車競技を経験。ジュニアオリンピックのスプリントでの優勝や、インターハイの1000mTTで高校新記録を出している。更に過去ナショナルチームでの経験もあり、2000年のシドニー五輪でケイリン、スプリントにも出場しており、競輪もケイリンでも結果を出している実力者だ。
初日の勝ち上がりでは5着・5着と苦戦を強いられたが、レース後には「少しバンクの怖さがあったが、調整が上手くいけば良いところを狙える感じがする」。 「競技をやっていた時の感覚が少しずつ戻って来ているね。2日目は敗者戦になるけど、しっかり1着を狙っていきたい」と話していた。
2日目の1Rでは残り1周半からスパートをかけ押し切って有言実行の1着。太田が検車場に戻ると検車員からの盛大な拍手が送られた。更に4走目の9Rでは後方に置かれ着外かと思われたが、最後に良い伸びを見せ5番手から3着に食い込んだ。
今開催を終えて「若い頃を思い出したね。普段より重いギヤをかけているから、疲れはあるけど良い刺激が入ったね。まだまだ伸び代がありそうだよ」。
「ただ若い頃の勢いは無くなってしまったけどね…」と苦笑い。
PIST6で新たな刺激の入ったベテランレーサー・太田。今開催で見せた走りが現行競輪へどう生かされるのか、これからの走りに注目したい!(アオケイ・宮本記者)