2022/01/22(土) 11:30 0 0
準決勝9Rは中団になった中近ラインが、初周から地元両者に包まれる意外な流れに。前受けの在本直樹が最終ホームまで誘導を使ってのペース駆け。苦しい展開になった猪俣康一だったが、最終2コーナー手前で単独3番手を確保すると、最後は外を鋭く追い込んで1着。4節連続の決勝進出を決めた。
レース後は同じ中部同士の松田大、岩本和也と並びについて話し合い、松田-岩本とは別線勝負を選択。決勝は那須久幸を連れての自力勝負となった。
今節は3節前と2節前に使った脇本雄太モデルのビッグフレームを使用。
「これまでよりも、初日よりもいい感触だった」と新たな武器に手応えを感じている。
「前回は普段の自転車に戻した。普段の自転車はソツなく走れるけど、限界がある。主流のビッグフレームは全然違いますね。車が流れるし、誘導のスピードが速く感じないとか、メリットが多い。セッティングをいじったり、乗り方を修正して、これまでで一番感じ良く乗れている。もっと良くなりそうな気もする」。まだまだ伸びしろはたっぷりとありそうだ。
この使用3節目のフレーム、実は先輩が購入してくれたとのこと。
「いつも見てくれて応援してくれている高校の先輩がいるんだけど、いろいろと悩んでいたら、"好きなフレームを買え"って言ってくれて。これが2台目です。先輩が購入してくれたのは。"変なねーちゃんに(お金を)使うくらいなら、お前に使う"と。本当にありがたい。いろいろな思いを感じている。先輩の期待に応えられるように、早くS級に戻りたい。小倉は相性が良くて、通算100勝を挙げたバンクでもある。決勝も頑張ります」。
先輩の期待に応えようと、必死に上を目指して奮闘中だ。(netkeirin特派員)