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【奈良競輪】若手のダッシュに動じぬ昭和の男、鈴木雄一朗

2021/03/03(水) 20:00 0 0

奈良競輪場のミッドナイト競輪「e-SHINBUN杯」は4日に幕を開ける。5レースに出走する鈴木雄一朗に今の心境を聞いた。

基礎練習に重点を置く鈴木雄一朗

 前回の伊東決勝は東京コンビ、山本勝利武田亮の3番手回りも、踏み出しに2度離れてしまった。自力を繰り出し何とか追いついて2着を確保したが「ダッシュする場所が分かっているのに離れてしまう。内を気にしながらとかだからですけど言い訳になりますね」と反省しきり。

 最近の若手のダッシュ力がすごいという話をあちこちで聞く。対応するために番手を回る選手たちも試行錯誤しており、自力を持つ鈴木ですら恐怖感を抱いている。だが、信念は変えない。

「最初は自分も練習メニューを一新したりして色んな事を試してみたんです。でも結局、身に付かず、2020の5月あたりから基礎に戻って街道練習を中心にやっています。遠回りかもしれませんが、基礎が高くなれば総合的なものも上がるし。昭和の人間だから地べたを地道に乗り込む方が合っていて、ちょっとずつ対応できるようになってきました」。

 デビュー当初は「ぽっちゃり王子」と呼ばれていたが今年でもう36歳。いかにも昭和の雰囲気が似合う愛くるしい風貌を身にまとうなか、貫禄も少しだけ?備わってきた。
(netkeirin特派員)

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