■東日本地区で初めて開設された大宮の地で開催

　netkeirinをご覧頂いている皆さま、いつも予想とコラムを見ていただきありがとうございます。倉本匠馬です。競馬と競輪の二刀流で、昨年度よりウマい車券の方にも参戦しております。2022年度こそは高配当を数多く提供出来るように頑張りますので、よろしくお願い致します。今回は前回のヤンググランプリに続いて、大宮の記念レース「東日本発祥倉茂記念杯」のオススメ選手を紹介したいと思います。

　全国で3番目、東日本地区で初めて開設された歴史のある競輪場で行われる「東日本発祥倉茂記念杯」。

　特徴としては、500mバンクに加えてカントもキツく直線が66.7mと相当長いだけに車券の部分ではかなり狙い目で、展開をキッチリ読み切る必要性がありそう。

　また、コーナーでのスピード力よりも直線でしっかり脚を使える持久力的な部分も求められるので、各選手の特徴を踏まえてしっかりと把握しそれを生かした予想が大切。

　最後には主に有力な2選手と期待の選手を一人取り上げたが、やはり関東SS班の3人の共演が最も楽しみなレース。宿口陽一を含めて優勝候補筆頭であることは間違いないので、地元勢には注目したいところ。

　また、昨年の決勝で快足を見せた森田優弥や黒沢征治など地元の若手選手にも期待したい。一方で、北日本勢や中部勢よりも狙いは南関東や中四国勢。深谷知広はもちろんのこと、特別昇格したばかりの犬伏湧也など爆発力のある選手も揃っており楽しみな四日間となりそうだ。

■オススメ3選手紹介

【過去7年で優勝4回の相性抜群の前年覇者・平原康多】

　なんと言っても注目は、過去8度も制してる得意の舞台で登場する平原康多だろう。KEIRINグランプリは勝つことだけを重視せず、結果的には単騎の古性に屈するレースも練習仲間の宿口含めて3人勢揃いのここは侮れない存在である。鳳凰賞典レースは不運な形で落車となったが幸いにも軽傷で、影響さえなければ優勝最有力候補の選手と言わざる得ないだろう。

【鳳凰賞典レースを制し一皮むけた楽しみな逸材・吉田拓矢】

　鳳凰賞典レースでは好メンバーが揃う中、外から突っ込んでくる脚は見事で完全に覚醒した感もある。来月には地元で全日本選抜を控えており、それに向けて良い走りを見せたいところ。さすがに平原並みの信頼感は置けないものの、組み合わせ次第では優勝を狙える立ち位置なので期待したいところだ。

【グレードレースでも活躍中の大注目のヤング・坂井洋】

　昨年の四日市でGIII(泗水杯争奪戦)を制し、今かなり勢いに乗る存在で今年は記念の上位常連になりそうな逸材。町田の病気欠場の影響もあり、急遽こちらを取り上げることになったが立川記念は前が止まらない特殊な状況が響いた敗戦で決して力負けではなかった。直線の長い競輪場でガツンと踏み込めば、上位陣を食ってかかるポテンシャルはあるので覚醒含めて期待したい。

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