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【未来の競輪スター候補】自転車への飽くなき探求心 窪木一茂が競輪の扉を叩いた理由

2021/03/02(火) 17:00 0 3

netkeirinでは、今年3月に日本競輪選手養成所を卒業し、デビューを迎える選手の中から注目選手を特集。今回は、ナショナルチームでも活躍する窪木一茂(31歳・福島=119期)選手を紹介します。

 自転車競技界で注目を集めてきた窪木選手。2015年に全日本自転車競技選手権 男子エリートで優勝し、現在はナショナルチームに所属して新田祐大選手らとしのぎを削っている。

ーーなぜ競輪選手養成所に入学しようと思ったのですか?

 高校時代から16年間ずっと自転車競技をしていたのに、隣り合わせにある「競輪」については知らないことばかりでした。競輪という新たな自転車の世界を学びたいと思い、入学を決めました。

ーー10か月間の養成所生活で、なにか収穫はありましたか?

 今までロードレースと競輪の違いが曖昧でしたが、養成所で競輪の歴史を学び、うまく説明できるようになったと思います。競輪の公共事業への貢献などを知って、日本で競輪が根付いている理由もわかりました。

 またナショナルチームでお世話になっている新田祐大選手、脇本雄太選手、深谷知広選手がどういったトレーニングをしてきたのか知り、自分も同じメニューをこなして、実際にタイムを伸ばすことができました。

ーーナショナルチームの先輩方からの反応はどうでしたか?

 3人からは「いつ競輪やるの?」と言われて続けていました(笑)。ずっと競輪界入りの背中を押してくださっていたので、(競輪養成所への)入学を伝えたときは「ようやく来てくれたか!」というような反応でした。

ーー2021年の競輪選手としての目標を教えてください。

 卒業後は、競輪とナショナルチームの中距離とを並行していく予定です。今はどれぐらい出走できるかわかりませんが、競輪にも集中し特昇できるぐらいの結果を残したいです。


 インタビューを通し、自転車に対する並外れた貪欲さを感じさせられた。彼の自転車愛は、競輪界でも花を咲かせるか…注目だ。

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