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【鳳凰賞典レース】さらなる飛躍を目指す坂井洋「今年は記念の決勝常連に」

2022/01/03(月) 17:15 0 3

立川競輪場で1月4日から「鳳凰賞典レース(GIII)」が開催される。初日の11Rに出走する坂井洋に話を聞いた。

2022年の意気込みを語った坂井洋

 昨年11月の四日市GIIIで優勝を飾ると、そこから上昇気流に乗った。持ち味のダッシュを生かした捲りで12月の取手FIも優勝。確実にひと皮むけた印象だ。

 記念覇者として挑む2022年について意気込みを聞くと、
「去年はまぐれで記念を獲ったけど、今年は記念の決勝の常連になりたい。安定した成績を残したい」と答えてくれた。

 坂井の魅力といえば一瞬のキレを生かす豪快な捲りだが、本人は意図的に長い距離を踏むレースをしているようにも見える。そこで心境を尋ねてみると
「去年の前半は眞杉みたいに先行を意識していた。長い距離を踏んでラインで決める走りを意識していたけど、それだと自分の持ち味が生きなくて。いろんな先輩達に「持ち味を伸ばした方がいい」とアドバイスを頂いた。それもあって最近は捲りを少し増やして結果が出ている感じです」と言う。

 しかし本人もいろいろな葛藤があるようで「捲りで全部勝てるならそれでもいいけど、そういうわけにはいかない。捲りに頼りすぎて勝てなかったときが問題。後ろの人には迷惑をかけるし、そこが難しいところ。かといってこの世界は何か武器はないと厳しい。今年は苦手な部分を克服しつつ、得意な分野を伸ばせるように頑張りたい」と話してくれた。

 吉田拓矢の競輪祭優勝で一気に関東の士気が上がった印象。同世代の機動型として坂井の勝負の一年が始まる。(アオケイ・石濱記者)

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