「もっとパワーを付けないと・・・」と話す梅田。PIST6初参加となった10月9、10日の開催では初日4.58、2日目の準決勝では4.75のギヤで挑んでいた。「準決勝では飛んでしまって6着となってしまった。そこで吹っ切れて、人生初の5.0のギヤを使った」とギヤ比について言及。

「でも踏み出すのに脚を使うので、走っているときにずっと引っかかる感じがしていた。僕は体重も軽いので、重いギヤは合わないと分かった。僕の場合(現行)競輪の3.92のギヤも普段は重く感じるんです(苦笑)」。

　梅田がパワーを付けたいと思ったのはPIST6だけが理由ではない。昨年12月の松戸開催で、同期の桑名僚也が捲りで牽制を受け落車をした事もきっかけになったようだ。「捲りに構えたときはどうしても先行の番手選手の牽制を受ける。先輩方は体格がいい人が多いし、牽制に堪える為には体重を増やさないといけない」。

「将来的には一緒に練習をさせて貰っているSSの郡司浩平さんみたいにタテヨコを駆使し、前でも後ろでもやっていける選手を目指したい。なのでこれからは肉体改造をして少しでも郡司さんに近づけるようになりたい」と話してくれた。

　佐世保記念でのレインボーカップでは2着でA級2班に特昇した梅田は、これからも着々と力を付けていくだろう。徐々にパワーを付けていき、タテヨコ兼備のオールラウンダーとして活躍する日が楽しみだ。(アオケイ・宮本記者)

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