2021/12/25(土) 22:00 0 1
準決勝12Rは、林大悟が前受けから突っ張り先行。一瞬、絡まれるシーンもあった井上昌己だったが、しっかりと番手を守り、最後は力強く抜け出した。新山響平マークから1着だった二次予選に続き、連勝でファイナル進出。長崎支部ダブルエースの一人である山崎賢人が不在の今シリーズで、地元からただ1人準決勝に勝ち上がり、しっかりとエースの役目を務めた。昨年はまさかの準決勝敗退だったが、今年は最低ノルマをクリアした。
決勝は竹内翼マークを決断。記者陣の「連係は…?」の問いには「あったような気がするけど、どうでしょうか」と、竹内のもとへ。すると竹内が「4年前の玉野記念でありました」と返答。これに井上は「だそうです」と周囲を笑わせた。
「責任重大ですね」。井上が去った後、竹内はぽつりとつぶやいた。佐世保記念の決勝で井上昌己の前を回るというのは、そういうことなのだ。竹内が新山響平、深谷知広を相手にどんな走りを見せてくれるのかにも注目したい。
さて、また井上の話に戻ろう。これで6年ぶり4度目の地元記念Vに王手。先月の武雄GIIIの「飛龍賞」では、盟友の荒井崇博が強い走りでVを飾った。井上も「荒井さん、強かったですね。刺激になっていますよ」と気になっている様子。
「相手は強力だけど、ここまで来たら狙いたい」。地元ファンが待ちわびている地元記念のタイトル奪還劇に期待しよう。(netkeirin特派員)