2021/02/25(木) 20:30 0 0
選手の走る前のアップは様々な形があるが、山賀雅仁のアップは一風変わっている。ひとことで言うならば“太極拳”のポーズで、その独特な姿はまるで異国情緒あふれるような光景だった。
「これは肩の力を抜いたり入れたりしながら、体幹を鍛える訓練。これで体を馴染ませ、ローラ台に乗り、乗車フォームと一緒にします。独学ではなく、権威ある先生に教えてもらいました」
実際のレースは単騎で自在戦。一旦は本命の番手の森田優弥におさまったが、再度、番手の池田勇人に足元を掬われた。「あんなに簡単に腰くだけになっては、あのルーティンの信憑性がなくなりますね(苦笑)」。二次予選は相性の良い堀内俊介との連係。今度はびくともしない走りを見せてくれるだろう。