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【九十九島賞争奪戦予想】タイトルが見えてきた新山響平/佐世保競輪G3

2021/12/22(水) 14:00 0 0

12月23日より佐世保競輪場九十九島賞争奪戦(GIII・最終日12月26日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

 グランプリ直前の開催と言う事もありS班は和田健太郎だけ。これに脇本雄太のピンチヒッターで深谷知広が入り、新山響平と南関ラインの攻防になった。

新山響平

 追加の深谷より、タイトルも見えてきた新山が主役とみたい。これからは単なる北日本の引っ張り役ではない。ナショナルチームでパリ五輪を目指す一員だし、勝ちに徹するレースも必要。来年、新たなS班のメンバーが誕生するとすれば、新山の声が一番多い。番手は自在選手だが菅田壱道が回る。親王牌の失態はあるが、今度は3番手でなく、番手だし離れはないだろう。佐世保は33バンクと同じぐらい直線が短く、菅田と言えども差すのは難しいだろう。

 これで赤パンツを卒業する和田は、深谷の追加が大きい。直前の伊東記念の決勝では、2人の連係は見られなかったが、ここでのワンツーは可能だろう。

 九州地区は、人格者の地元井上昌己を盛り立てていく。揉まれると弱いが、スンナリの展開の時は、タテが抜群に切れている。ただ何故か九州の1班の先行選手は不在で、2班の嘉永泰斗が九州の先導役になる。この3番手は園田匠が有力だ。

井上昌己

 関東も1班の選手は武田豊樹だけ。南関は鈴木裕が名脇役になりつつある。中部は柴崎淳の復調がカギで、近畿も大物は不在。中四国も全体的に小粒だが、9車フルゲート揃い、車券的には面白い。

 最終日にチャレンジのレインボーカップのファイナルが行われる。3着までに入ると、来期から2班に特別昇班。全員が119期生だから、全員が1月からもチャレンジのまま。だから激しい攻防になるが、ラインを組める金田涼馬梅田加津也北井佑季の神奈川勢が優勢。並びは分からないが、別線は考えづらい。その他にパワーある徳田匠にも注目したい。

北井佑季

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