2021/12/20(月) 11:30 0 2
初日2着で準決勝進出を決めた中井大介。
「ここ2場所は良くなかったけど」と前置きしながら、今回の変貌ぶりについて語ってくれた。
「競輪祭で佐藤慎太郎と話す機会があって、『ハンドルは“軽合金の浅曲がり”がいいですよ!』ってアドバイスをもらったんです。『中井さん、抜く、抜かないよりも、付いていく方が大事でしょ!』って。もともとは30年間、軽合金を使っていたけど、この2年くらいは“クロモリ”を使っていたんです。あまりいじったりしないタイプなんだけど、ちょっといいものを求めていこうかな、って。今回から“軽合金の浅曲がり”に替えてみたら、道中が軽い。悔しいけど、いや、悔しくはないか。さすがS級S班のアドバイスですね」
小倉競輪場の開催指導員を務める中井だからこそ実現した、SSからの的確な助言が効果てきめん。ただ、この話にはオチもある。
「軽合金からクロモリに替えたのも、佐藤慎太郎に言われたからなんです。『こんな軽いの使ってちゃダメですよ! もっと先を見なくちゃ』って(笑)。まあレース形態も変わったんでね。浅曲がりだけに、実に浅いアドバイスをいただきました」
中井大介のハンドルの歴史は佐藤慎太郎の助言にあり。鋭い差し脚が蘇りそうな予感がしてならない。(netkeirin特派員)