12月19日、伊東競輪場で行われた椿賞争奪戦(GIII・最終日)の決勝は、7番手から捲った新田祐大(35歳・福島=90期)が1着、8番手から追い込んだ深谷知広(31歳・静岡=96期)が2着、深谷をマークした松坂洋平(39歳・神奈川=89期)が3着に入った。3連単は⑨-①-⑥で5,260円という配当だった。

　レースは寺崎浩平(27歳・福井=117期)が残り2周で北津留翼(36歳・福岡=90期)を叩いて先行態勢。新田は7番手、深谷は8番手で打鐘を迎える。3番手をキープした北津留が最終ホームで仕掛けるも、寺崎と踏み合いになって不発。先団がやり合って消耗する中、2センター6番手から長島大介(32歳・栃木=96期)が踏み上げて新田もこれに続いていく。3コーナーで長島は先頭に躍り出るが、新田はその外を踏んで直線で抜け出す。最後は追い込む深谷を凌ぎ、昨年9月以来となる記念優勝を飾った。

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