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【防府競輪・ガールズ】地元でデビュー初Vを狙っていた渡口まりあはトーンダウン

2021/12/14(火) 20:15 0 4

防府競輪場で15日に開幕する「モーニング7 アプスシステム杯(FII)」。ガールズケイリン31連勝中の絶対女王・児玉碧衣が追加で参戦。これを受けて3選手の悲喜こもごもの様子をお届けする。

児玉碧衣の追加あっせんに動揺する比嘉真梨代

 児玉碧衣が追加で登場。ファンの心理としては、『児玉の走りが見られる』や『車券が買いやすくなった』など、プラス面が多いかもしれない。ただ、一緒に戦う選手からしたら今開催の優勝の道は、かなり険しくなったと言わざるを得ない。

 児玉は前走、武雄ミッドナイトで完全V。その開催で準優勝だった比嘉真梨代と決勝3着だった渡口まりあは114期の同期。今開催に向けていろいろと話をしていたらしい。ちなみに比嘉も小林優香に代わる追加参戦なのだが、児玉よりも早い連絡だった。

 比嘉は「まりあちゃんと、防府はお互いに(優勝の)チャンスだね! って話をしていたんです。武雄は仕方ないね〜。みたいな。そうこうしてたら、碧衣ちゃんが!(苦笑)。碧衣ちゃんがいたら、マークしかできないからな〜」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

「地元で初優勝を狙っていた…」と落ち込む渡口まりあ

 渡口も「地元のここで初優勝を狙っていたんですけどね。ちょっとですね…。児玉さんの強さは武雄で体感したので。最近は流れが向いていると思うし、やれることはやりたい。頑張りますけどね」と、トーンダウンは否めない。

 その存在が周囲に大きなインパクトを与える。武雄で強さを体感したばかりの 2人だからこその言葉なのだろう。

 最後は下条未悠。こちらは2人とはちょっと違う反応だった。

児玉碧衣さんを少しでも慌てさせたい」と話す下条未悠

「私は自分のレースをするだけですから。碧衣さんとは久しぶり。もともと、碧衣さんにあこがれていたので。体格が似ていてあれだけ強いから。競輪祭を見ていても、ものすごく強かったですよね。たとえ碧衣さん一人に行かれたとしても、それ以外の選手には負けないように。あ、碧衣さんを少しでも慌てさせたいですね」。

 児玉と対戦となれば8月20日の松山(ベビロト1周年記念チャリロト杯)初日以来となる(児玉が1着、下条は3着)。あこがれのスターとの対戦を心待ちにしているようにも感じた。

 比嘉も渡口も下条も、初日は児玉と対戦せず。女王と戦う前に、少しでもいい着を取っておきたいだろう。その辺りにも注目して見ていきたい。(netkeirin特派員)

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