2021/12/11(土) 17:00 0 1
夏目と言えばずーっと先行一本の男らしい選手。負けるときは大敗だが、勝つときはいつも逃げ切り。夏目のレースは見ていて気持ちが良い。
そんな夏目に話を聞いてみた。
「正直もう厳しいと思っていますよ。先行するのが嫌になったとかじゃないけど、この戦法だけだとだいぶ厳しいとは思っている(笑)。でも、止められないんですよね。自分の戦法に期待して付いてくれる選手がいるでしょ。僕は気持ちで走るタイプ。後ろの選手に乗せられたら、張り切っちゃうんですよね」。止められない理由を話す。
更に「止められない理由はもう一つあって、まだこのスタイルに心残りがある。心置きなく出し切れたか? って聞かれたら「はい」とは言えない。力を出し切れていない感じ。それもあって葛藤しながら先行に拘り続けています」と話してくれた。
そんな葛藤中の夏目だが、成績は右肩上がりに上昇中。本人も「1番悪かった夏場に比べると確実によくなってきた。前回は判断ミスでもったいなかったけど、脚の感じは悪くなかった」と手応えを掴んでいる様子。
そして予選では兄弟子の山内大作との連係となった。
「大作さんとは何度も連係しているけど、相性はかなりいい。いつもどっちかが確定板に載っているイメージ。気合で走ります」と意気込んだ。
同型不在の3分戦。メンバー的にも明日は何の迷いもなく先行策に出るだろう。(アオケイ・石濱記者)