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【PIST6】研究職志望から方向転換した堀江省吾「競技出身の僕が盛り上がりのきっかけになれば」/2021-2022「JAPAN HEROES」優勝者インタビュー

2021/12/09(木) 12:00 0 1

10月2日にTIPSTAR DOME CHIBA(千葉千葉市)で開幕した「PIST6 Championship」。すでに数多くの名シーンや名勝負が生まれているが、PIST6に参戦した選手たちはどのような感想を抱いているのだろうか。今回netkeirin編集部では「JAPAN HEROES スペシャルマッチ2」に出場した堀江省吾選手にインタビューを実施。PIST6参戦の感想のほか、同期との関係や自転車競技を始めたきっかけなど、幅広く話を聞いた。

※オンラインでインタビューを実施いたしました。

◆堀江選手、出走前の想いと取り組み

写真判定の結果、数cmの差で優勝が決まりガッツポーズをする堀江選手(左)(Photo by Kenji Onose)

ーー堀江選手には今年の9月頃から、SNSでPIST6関連の情報に反応いただいたりしていたと思うのですが、もともとPIST6への想いは強かったのでしょうか?

 そうですね。PIST6のテスト走行に参加したのもそうです。最近ミッドナイトとかで競輪が上がってきているとはいえ、ボートレースとかに比べると、あまり明るいニュースがないというか…。PIST6が盛り上がってくれたら新しい人達を呼び込めるなんていうのは、ちょっと思ってましたね。自分自身が競技上がりっていうのもあって、何かきっかけになれたら、と。

ーーPIST6への参加が決まってから、トレーニング方法でいつもと変えたことはありますか?

 いや、そんなに。そこに関しては全然ないですね。いつも通りウエイトとかもやるし、カーボンの自転車でも練習するしっていうのはあんまり変わらず。

ーー今回、タイムトライアルから最後までギア比を変えなかったと思うのですが、どういう理由だったのでしょうか?

 そうですね、前回はタイムトライアルからレースにかけて重くしたんですけど、今回もそうしようかなと思っていたらタイムトライアルで結構感触が良くて。その後の指定練習で乗っても、軽いこともなく重すぎることもなく、本当に良い感じに踏めるギアで、これはこのまま行った方がいいなっていうのを初日に思って、もうそのまま変えずに臨んだ感じです。

◆家族や同期との関係

Photo by Kenji Onose

ーー自転車競技を始めたきっかけを教えてください

 もともと中学の時にクロスバイクを初めて買ってもらって、自転車で遠くに行くのが好きになったんです。その流れで、高校の時にはロードバイクを買ってもらって、本当に軽く、服とかもちゃんとした物じゃなくサイクリングをしていました。大学に入って自転車競技部があるって聞いて、その頃から自転車が好きだったんで入って。

 ちょうどそのタイミングで、今練習している松本の美鈴湖自転車競技場が新しく出来て、先輩から「なんか新しくできたから行こうぜ」って連れてってもらって、そこで初めてバンクを見たんですよね。

ーー競輪選手になると伝えた時のご両親の反応はどうでしたか?

 父親はそんなに干渉してこないのであれなんですけど、自分元々大学から大学院に行って研究職につきたいって話を親とも話してたんで…。最初言い出した時は確かに、母親は反対って感じではなかったんですけど、ほんとに?みたいな感じではありましたね(笑)。競輪は全然身近な感じではなかったので、びっくりはしてました。

ーーちなみに…長野では堀江選手のファンは「ホリエ・マニア」と呼ばれているんですか?

 いや、知らないです(笑)。たぶん知り合いの方ではあるんですけど、長野の国体とかの情報を取り上げているサイトの編集の方が言ってるだけです(笑)。

ーー仲の良い競輪選手はいますか?

 同期だと栃木の小池千啓とか、山梨の中島詩音とか。あとすごい活躍してる岐阜志田龍星千葉鈴木浩太あたりはよく連絡とってますね。仲良くさせてもらってると思ってます。

 向こうが先輩と予定があったりすると、一緒にご飯にいったりは中々難しいんですけど、この間小池と宇都宮で一緒になった時とかは、ずっと話してましたね。

ーー小池選手とはどんなお話をされたんですか?

 そうですね、2人ともバイクにハマっていて…。もうシーズン的に寒くなってきたんですけど「バイクでキャンプ行きましょうよ」みたいな話はしましたね(笑)。

 小池は養成所に入る前からもうバイクを持っていて、自分は養成所卒業してから今年の夏に中型の免許を取って、1台目を買ってって感じです。競輪選手ってやっぱ車とかバイクが好きな人も多いんで、自分もそれで(笑)。

ーー1台目に買われたのはどんなバイクですか?

 それは割と師匠(柿澤大貴選手)に、「お前これ買えよ〜」ってオススメされて(笑)。250ccのちょっとオフロードっぽいというか、林道もいけるみたいなやつを買いました。師匠と同タイミングというか、同じ期間に同じ教習所に行って免許を取ったんですよ。自分が入校した翌日か翌々日くらいに師匠が「俺も入校したんだよそこ」って言われました(笑)。

◆レースを振り返って

Photo by Kenji Onose

ーー今節で一番難しかったレースは?

 そうですね、決勝って言ってしまうとやっぱり決勝が一番ですけど。初日も結果的には逃げきれたんですけど、難しかったですね。堀内選手がS級1班だっていうのはもちろん把握してたんですけど、短距離でどんな走りをするかっていうのはちょっとわからなかったので、そこら辺、逃げてて後ろから捲られちゃったら怖いなってのはありました。

ーーS級の選手にも通用するという手ごたえはありましたか?

 一番思ったのは、決勝で朝倉選手を外々を踏んで差せたのは良い感触というか…。自分そんなに脚ないわけじゃないんだなっていうのは、その時はちょっと思えましたね。

ーー逆に自分はここ足りないから、もう少し補ったらさらに強くなれると感じた部分はありますか?

 自力の話になっちゃうんですが、やっぱハロンのタイム(200m)は、出来ればもうちょっと上げたいなって思いますね。逃げたときも最後上がりタイムが11秒台に入っちゃうくらいでした。朝倉選手とかも初日は自分よりも良いタイムで走ってたと思うんで、そういうのも含めてもっと自力があれば強くなれるんだろうなってのはありますね。

◆レースを終えて

Photo by Kenji Onose

ーーPIST6の優勝賞金の使い道は決まっていますか?

 まぁ面白くないんですけど(笑)。とりあえずそのまま貯めて…。今自転車の後ろのディスクホイールを借りてるので、そういう自転車関係の物に数十万使って自前のを用意しようかなって思ってますね。残りは貯金か、家に置く空気清浄機を買ったりとか(笑)。

ーー優勝されて周りの選手から声をかけられたりはしましたか?

 そうですね、地元選手はもちろん、Twitterとかでも声をかけていただいて(笑)。

ーーご両親の反応は?

 母親はよく競技を見に来てくれてたんですけど、今回も実家に帰ったら「毎回いい位置に入れたし、組み合わせも勝ち上がれるようなところに入れたし、すごい良い方に向いてよかったじゃん」って話はされました。

ーーお母さまはPIST6を見てくださったのでしょうか?

 父親が自分の競輪とかPIST6のレースをすごい追ってて(笑)。なので、たぶんあの日も父親がYouTubeのライブを流して見てたんじゃないかなと思います。

ーー最後にPIST6ファンに向けてメッセージをお願いします

 競輪の経験がない方でも雰囲気含めて楽しめるものになっているので、出来れば会場に足を運んで楽しんでいただけたらなと思います。

◆堀江省吾選手のプロフィール(取材時)

出身  :長野県
生年月日:1997/03/06
班級  :A級3班
身長  :172.0cm

【SNSはコチラ】
堀江省吾選手のTwitter
堀江省吾選手のinstagram

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