2021/12/05(日) 08:00 0 1
内藤は一次予選で見事な鋭い差し脚を発揮し1着スタート。
「いや〜、すべてたまたま。タイムトライアルやこんな形態のレースは初めてだから緊張しっぱなし。でも、それが良い刺激になっているのかな。自信はなかったけど一次予選はまさかの1着。タイムトライアルの時も俺の10秒584に周りがどよめいていたけど、一次予選が終わって検車場に帰ってきたらみんなに声をかけられちゃいましたよ。若い子たちからは『早く世代交代させてくださいよ』と言われちゃった。ホント、先日の武雄(G3)の時にも同じ事を言われちゃったけど、ここの千葉でも言われるとはね(笑)。年も年だけど戦える内は頑張らないと」とニヤリ。
二次予選は逃げた小畑勝広の番手に飛び付いての2着と従来の競輪でも見せている巧さをPIST6でも内藤が披露。
「一次予選でポイントが稼げたから二次予選はギヤを上げる事を試せたんだよ」と一次予選の4・58のギヤから二次予選は4・62にしていた。
「準決に向けて? 強気な事なんて言えないよ。準決からは強い機動型が揃ってくるでしょ。追い込み屋の俺はその隙を待つだけ」とあくまでも謙遜しながらの物言いだったが、ギヤを試したりとやる事はやっている。50才のベテランだが武雄G3で決勝進出を果たしたように何だかんだで結果を出してくるのが、この人の持ち味。(アオケイ・渡辺記者)