上野は今回が初参戦だが、競技は中学生から経験があり、2019年の国体ではチームパシュートで1位を獲った逸材。

　タイムトライアルは10.915で18位。その結果に本人は「バックの辺りが重くて止まっているかと思った。練習の時と比べて、タイムトライアルは1人で走るので緊張してしまった」

「今回は同期が1人もいなくて少し心細い。強い選手も多いので、今回は揉まれて強くなって帰りたい！」と話していた。

　初日の結果は3着・4着。「雰囲気がいつもと違って楽しい、会場の感じは良い刺激になるね」

「反応が少し遅れてしまった事が敗因。脚の感じは良いし、準決勝には乗れなかったけど、着以上のモノは得られたと思うので、気を取り直して頑張りたい」

　いつもとは違う同期のいない開催で不安もあると思うが、今回のPIST6の経験で吸収したものを『競輪』で存分に発揮して更に力を付けていくだろう。今回惜しくも準決勝を逃したが、パワーはあるし走りに力強さを感じた。最終日の敗者戦はピンピンで締めてしまいそうだ。(アオケイ・宮本記者)

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