山口真未 「こんなに動く人ばかりなのは10月の小田原以来。その時は真備さんのスピードを体感したくてマークになってしまったけど、自力で勝てるのが理想です。奥井さんに併せて仕掛けてみたいけど今の自分の力では勝てないし、葛藤はあります」。

　競技について話しを聞くと、「ナショナルチームに入りたいとかではなく、実業団とかで続けていきたいとは思っています」。

　梶原悠未さんについて触れると、「国体とかでも組んでいたし、もちろん嬉しい。それよりも『すごいな〜』っていうのが感想です」。

増田夕華 「落ち着いて自力基本に。内に詰まらないように奥井さんより先に動かないと」。

　何かと期待が懸かる事には「優勝できているのはラッキーなだけで、展開なんです。自信があるわけではなくて…。それが申し訳なくて、期待に応えたいなとは思うんですが」。

岩崎ゆみこ 「2日目の2着は結果だけなら良いんですけど、奥井さんには全く歯がたたなかった。バックを取るつもりがスピードが違いました。もちろん3連勝で浮かれていたわけではないんですが、より高い壁を感じて…。奥井さんみたいになりたい」。

奥井迪 「トライアルの初日は力んだが、2日目からは自分の走りができたし手応えが感じられた。課題は力み。あのクラスになると3コーナーで併せたと思っても、小林優香さんとかに捲られますからね。先行するにしても2センターから踏み直すために道中の力みをなくしたい。(オリンピック仕様の)新車は4場所目。セッティングは定まっているし、あとは体の使い方だけ。無駄に脚を使わずに上手く流れるように。踏み出しは良いし、捲りなら11秒台を出さないと」。

成田可菜絵 「復帰戦でしたが、思ったより走れるやんって。(復帰戦で)気負う必要がないので新人のような気持ちで。ゴチャつけばワンチャンあると思うし、穴を出したいですね。(オリンピック仕様の)新車はやはり軽いです」。

西脇美唯奈 「この前のいわき平で優勝した飯田風音とは仲が良いし、ここに来る前にも電話で話しました。あんなふう(カマシ)に勝てればいいんですけど、力が全然違う。養成所時代もダッシュに付いていけてないですから。先輩には焦らずやれとは言われています」。

　そうは言っても卒記チャンプ。「練習よりレースで力が出るとは言われます」。

高橋梨香 トライアル決勝3着には「たまたま動く人に付いて行けただけ。自分は動く人が多い方が良い。どうやったら奥井さんに勝てるかな〜。上手く立ち回って最後に勝負できたら」。(アオケイ・市川記者)