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【西武園競輪】「あと5年は選手を続けないと…」56歳小林宏年が現役にこだわる理由

2021/12/02(木) 09:00 0 2

西武園競輪場で開催されている『東京スポーツ杯』。準決勝3Rに出場する小林宏年に1日、話を聞いた。

競輪歴36年の大ベテラン小林宏年は「あと5年は選手を続けないといけないんだ」と語った

 小林は競輪歴36年の大ベテランで、56歳の現在もバリバリと戦っている。今開催も落車で右胸部を打撲し、43日間の欠場明け。自ら捲った丸山勝也に乗り、差して1着。レース後は復帰後ということもあり、かなりキツそうな様子だった。

 そんな小林は「あと5年は選手を続けないといけないんだ」と詳しい話を聞かせてくれた。

「20年以上クリスマスの時期に児童養護施設などで、弟子の櫻井丈水野悟志と一緒にサンタクロースとしての活動を行っている。地元の新聞社がその事を記事にしてくれたんだけど、記事を見た子(当時小学5年生)がこの人(小林宏年)みたいになりたいって言ってくれて、そこから“師匠!”って呼んでくれている」

「その子は自転車が好きで元々競輪も知っていた。頻繁に会っているとかではないんだけど、なかなか筋が良くてね。今中学3年生だから来年から自転車部のある高校に進学するみたい」

「その子が高校を卒業して、養成所に入って競輪選手になって一緒にサンタクロースをしたいからね。あと5年は続けないといけないんだよ。今から楽しみだね」と笑顔で話す。

 年齢を感じさせない走りが魅力の小林。いつか小林の弟子となって、サンタクロースだけでなく、レースでも一緒に活躍する姿を見られるが楽しみだ。(アオケイ・宮本記者)

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