一次予選、二次予選ともに単勝オッズは1.0倍だった志田は出走前にしっかりとオッズを確認していたそうで「やっぱり緊張というか責任感は出ますね。ただ10月の高松予選で2車単で1.1倍だったか1.2倍を経験しているので、プレッシャーに押し潰されるっていうのはなかったです。レースが始まっちゃえば周囲の景色が見えないくらい集中はしましたが、スタート位置につくまでは、程良いリラックスした中で入場できていました」と含みのある笑顔で答えてくれた。

　てっきり観客の中に友人でも見つけていたのかと思いきや「いやー、(PIST6)ダンサーズの人達がメチャクチャ奇麗ですよね。やっぱりスタートラインにつくまで見ちゃっていましたよ。むしろあんなに素敵な人達に見られながら競走に臨むので、自分のテンションはマックスまで上がっちゃいますよ。それが連勝で勝ち上がれた理由じゃないですか(苦笑)」と幾分冗談めかしながらも、今年デビューした24才のヤングは甘いマスクをほころばせていた。

　更に猛烈アピールが止まらず「もちろん独身です。彼女募集中ですよ！」。

　最後は写真の通りに投げキッスのポーズまでとってくれて、普段の競輪場では見られない姿も披露してくれた。これもまた普段の競輪とは違うPIST6のド派手な演出に影響されたのか…。ただ間違いなく気持ちは乗っているだけに、28日の準決勝、そして決勝戦と、大仕事をやってくれそうな予感が漂っていた。(アオケイ・渡辺記者)

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