2021/11/25(木) 21:00 0 1
武雄競輪の「施設整備等協賛競輪飛龍賞(GIII)」が25日に開幕した。初日特選8着で二次予選の巻き返しを誓った上田尭弥に話を聞いた。
地元の超大黒柱の荒井崇博を背にした初日特選12R。上田尭弥は前受けを選択したが、最終的にまさかの8番手に置かれて不発。荒井は切り替えて2着まで突っ込んだが、上田は何もできないまま8着に終わった。
「引いてすかさず行く作戦だったんですけど…。ダメでした。原田さんを突っ張らなきゃいけなかった。全てにおいて中途半端になってしまいました」。
レース後は反省しきり。それでも二次予選のメンバーを眺めると、目が輝いた気がした。
「(松岡)貴久さんと一緒ですね。貴久さんには公私でお世話になっているし、熊本で1番、尊敬している先輩です。以前に後ろから優勝してもらったこともある。決まるように頑張りたい」。
19年9月の福井FIで、松岡が上田後位から優勝している。当時とは立場も変化しているが、上田が尊敬しているのは変わらない。松岡が落車禍で苦しんでいるなら、なおさら連れていきたい気持ちは強いだろう。熊本記念IN久留米では同期同県の嘉永泰斗が優勝して、大いなる刺激と悔しさを味わった。初日特選の失敗も力に変えて、尊敬する先輩とワンツーを決める。(netkeirin特派員)