1Rは前を任せた松岡辰泰が積極策。好展開を生かした田中誠が好発進を決めた。

「朝イチでバタバタ。ローラーも10分くらいしか乗れなくて…。いつもと違うルーティンになったけど良かった。松岡が頑張ってくれた。2節前の準決勝からフレームを替えて、前節からシューズを替えた。フレームがいいというよりは、フレームに替えたシューズがマッチしてくれた感じ。シューズがいい。武雄はお風呂が温泉なのでゆっくりと浸かります。長くは入れないけど、体にはやっぱりいいですね。別府も温泉。温泉のレース場は結果も出せている気がしますね」。

　2日目以降は出番が遅くなり、バタバタする必要もないだろう。前検日の朝は練習グループにも顔を出してきたそうだ。

「俺がいるのといないのでは雰囲気も違うんで。カツを入れる意味でも、バンクに寄って一緒に乗ってから来ました。今回こそは荒井(崇博)さんの優勝を阻止できるように頑張ります！」。

　この男が口に出すと冗談に聞こえないから恐ろしい。前節の佐世保FIでは先行した荒井に離れてしまい、決勝も優勝した荒井に対して田中は3着だった。

「前回は荒井さんにもてあそばれた。めちゃめちゃ強かったですよ。地区プロも(中川)誠一郎さんたちをもてあそんでいましたからね。一緒になったら、まずはちゃんと付いていけるように。ちなみに昨年末の武雄FI決勝は、荒井さんの後ろから抜いて優勝していますからね！ netkeirinはいつも見てますよ。Googleのオススメに入ってきますんで。書いておいてください」。

　二次予選は11Rに登場。松川高大マークから差し脚を伸ばす。荒井と一緒になるまで、しっかりと勝ち上がってもらおう。(netkeirin特派員)