2021/11/24(水) 20:15 0 2
武雄競輪場で25〜28日まで開催される「施設整備等協賛競輪飛龍賞(GIII)」。初日12Rに出走する原田研太朗に24日、話を聞いた。
今大会は競輪祭組が出られない開催。地元の荒井崇博もそうだが、原田研太朗がここにいるのが信じられないし、残念でならない。
「自分が成績を落としちゃったんで…。(競輪祭を)見ていて、やっぱり走りたいな、って気持ちがありましたね」
さすがに心を揺さぶられるものがあったようだ。原田がGIに出られなかったのがいつ以来なのか調べてみると、なんと2014年までさかのぼらなければならなかった。15年から20年までの6年間、GI皆勤賞だったのだ。これはちょっとした事件だろう。それでも10月の寛仁親王牌は準決勝まで進出。その後の別府FIで今年初Vを飾り、直前の小松島FIは準優勝。確実に“らしさ”が戻ってきている。
「最近は展開がいいのもあるけど、脚の状態も良くなってきている。ただ、前回の決勝で優勝まで届かなかったのは反省点でもある。練習での感触が上がっているし、今回も頑張りたいですね」
武雄は10年7月にデビュー初優勝を飾った思い出のバンクだ。「直線が長いのでバンク特性的には僕の特徴を生かせるのかな。それと冬が好きなので。寒くなってきたのも苦にはならない。相手が嫌がってくれればやりやすいかな」。数日前から急激に寒さが増してきた。ここからさらにペースアップが見込めそうだ。
長い直線+得意の冬場。
好走の舞台が整った。今大会で決勝3着以内に入って、来年の競輪祭は2年ぶり出場といきたいものだ。(netkeirin特派員)