2021/11/21(日) 19:30 0 3
野原雅也に道中を任せ番手回り。野原が岩本俊介をロックオンして完全に出させない態勢を取った。もちろん、そうなっては脚に来るし末の粘りも欠いてしまう。
「(野原)雅也の気持ちがすごかった。村上(義弘)さんが3番手にいる、という気持ちが伝わってきた。これからGIの決勝に乗り続けていく選手。感じる部分も多かったしいいレースをしてくれた」と、この上ないライン戦を展開してくれた後輩に最敬礼だ。
10月の弥彦・寛仁親王牌では初日のレース後に体調不良を訴えて途中欠場。激しい腰痛だったというが、そこからの参加とあって状態が不安視された。
「2走目に自力で動いて今の自分の状態は確認できたのが良かった。今できるキャパというのかな。まあ、今の力はそこまでって感じなんでしょう。(だからこそ)この1着はホッとしたし自信が付いたというか。準決にはつながったと思います」
最後に「自分だけ勝ち上がったということは自分の判断が甘かったからだと思う」と戒めたが、ボーダーぎりぎりで一次予選を突破し、二次予選Bの2着権利の狭き門をクリアするなど、勢いを手にしたのは間違いない。準決以降は反攻に転じるか。(netkeirin特派員)