2021/11/18(木) 18:35 0 4
気がかりなのは10月青森、11月岸和田と落車をしていること。小柄な体躯にかかるダメージは少なくないはずで、フレームの損傷具合も気になる。「岸和田でコケて、フレームはそのまま大阪にあるフレームビルダーのところへ修理に出しました。だいぶヘコんでいたけど、無事に直って戻ってきました。ケガは…まあ岸和田は擦過傷程度だったので。落車しないにこしたことはないですけどね」と体、フレームともに心配には至らなかったようだ。
競輪祭は長丁場。初日から神経をとがらせることになるが、山口も「走るなら初日が良かったですね。1日休めますから。5走続くのは長いなあ〜」と日々の過ごし方に気を払っている。前検日の時点で獲得賞金ランキング8位。グランプリ出場へ向けて今シリーズが正念場だ。「もちろん、ここまで来たら走りたいですよ。そこは狙っていますから」と本腰を入れている。
「ポイント制もいわきのオールスターで経験しているから大丈夫です。優勝を目指したいけど、まずは上の人たちに頑張ってもらって(笑)」。1位から7位にいる面々から優勝者が出れば、9番手までに滑り込める可能性がより高まる。グランプリ出場が決まれば、デビューから史上最速の偉業となる。山口の気高い挑戦は今節の注目の的だ。(netkeirin特派員)