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【PIST6】地元のエース・根田空史が明かす競輪への好影響「体の使い方とコーナリングがうまくなったかも」/2021-2022「JAPAN HEROES」出場者インタビュー

2021/11/17(水) 19:00 0 5

10月2日にTIPSTAR DOME CHIBA(千葉千葉市)で開幕した「PIST6 Championship」。すでに数多くの名シーンや名勝負が生まれているが、PIST6に参戦した選手たちはどのような感想を抱いているのだろうか。今回netkeirin編集部では、開幕シリーズ「JAPAN HEROESラウンド1」に出場した千葉県出身の根田空史選手にインタビューを実施。開幕前の準備やシリーズの振り返り、競輪への影響などの話を聞いた。

※オンラインでインタビューを実施いたしました。

◆根田選手、PIST6出走前の期待と取り組み

Photo by Kenji Onose

ーーPIST6に参加するにあたって、何か特別な練習はされましたか?

元々競走スタイルが自力タイプなので、普段から競輪でもPIST6でもどちらでも活かせる練習をしていたので、そこまで特別な練習はしなかったです。ただ、競輪とPIST6では使うフレームの素材が違うので、クロモリ(金属)よりもカーボンで練習する比率が多くなりました。

ーーPIST6のレースで活かせそうな根田選手の持ち味や特徴はどの部分ですか?

自分は先行力があると思っているので、そこを上手く出せれば良いと思っていました。

ーー普段から体型管理のために食事で気を付けている事はありますか?

食事はそこまで気にしてないです(笑)。レース後に焼肉が食べたいとか話している選手も多いんですけど、自分は食にこだわりがなくて。食べられたらなんでもいいや、くらいの感じです(笑) 。元々大食いでもなくそこまで食事制限もしたことがなくて、食べたいものを食べてます。

ーーPIST6で一緒に走ってみたい選手、反対に絶対に戦いたくない選手を教えていただけますか?

どちらにも当てはまるんですが、ナショナルチームのメンバーとは走ってみたいですね。でも怖い面もあります(笑)。

現行競輪であればライン(チーム戦)で勝てたりもするんですけど、PIST6の場合は個々の戦いになるので、普段250mバンクで練習しているナショナルチームは強いと思います。

でも、勝敗に関係なくナショナルチームのメンバーは自分が普段体感できない速度領域で走っていると思うので、是非スピードを体感してみたいですね。

◆PIST6を振り返って

Photo by Kenji Onose

ーーPIST6に参加して、率直にどう感じましたか?

走っていてすごく楽しい気持ちになりましたし、走りやすかったです。いつもの競輪とは全然違う感覚がありました。

ーーS級A級混合で意識された部分はありますか?

現行競輪では対戦しない選手とも走る機会がありましたが、自分がS級選手である以上、絶対に負けられないというプレッシャーは感じました。競技用のカーボン素材に乗ると変わる選手もいますし、特に若い選手は未知数。正直なところ脅威に感じていました。

現行競輪なら過去の成績を見たりできるんですけど、PIST6は初開催なので、過去の成績や基準がなかったため手探りで不安でした。

ーー他の選手の自転車競技歴は頭に入っていましたか?

知らない選手も多かったので、どういう選手なのかは調べていました。

ーー1日2走・2日で4走は体力的にきつかったですか?

自分は競技をやっていたので1日2走はそこまできつくなかったです。ただ、純粋な競技と違って、レースが賭けの対象にはなっているので、精神的な部分では疲れました。

ーー最初のレースで9秒99の自己ベストを出した時の体の感覚は?体は軽かったですか?

軽いとかそういう感覚はなかったですね。取手が終わってすぐ中1日で疲れも抜けていない状態だったので、そんなタイム出ると思っていなかったです。

ーー自己ベストを出したレースでは、他の選手のマシントラブルでレースがやり直しになりましたが、再開後のレースには影響ありましたか?

自分は影響なく、意外と落ち着いていましたね。

ーー黄色のユニフォームを選んだ理由を教えていただけますか?

実は急な追加で、自分のユニフォームが間に合わなくて。あの黄色のユニフォームはレンタルだったんですよ(笑)。自分はオレンジ色が好きなので、次回は自分で選んだユニフォームを着てPIST6に参加したいです。

ーー選手紹介の決めポーズはご自身で考えられたのですか?

決めポーズは自分で考えました。

ーー正直、恥ずかしさはありますか?

恥ずかしいですね(笑)。バリエーションがなさすぎて悩むんですよね(笑)。

ーー選手同士で決めポーズをどうするか相談し合ったりするんですか?

そうですね、みんなでちょいちょい話はしています。次回もなんか考えておきますね。

◆レースを終えて

Photo by Kenji Onose

ーーPIST6参加後、他の選手からPIST6について何か聞かれたりしましたか?

めちゃめちゃ聞かれましたね。みんなすごく興味を持っていて、「PIST6どうだった?」ってすごく聞かれました。自分の話を聞いて「それなら走ろうかな」ってプラスの意見が多かったです。

ーーPIST6に参加したことでプラスになったことはありますか?

TIPSTAR DOME CHIBAのバンクはかなり傾斜がきつかったので、その後すぐに走った久留米競輪場(1周400m)は今までより平坦に感じて、コーナーの曲がり方や体の使い方が上手くなったように感じました。

もしPIST6 を走った後、すぐに500mバンクを走ったらあまりにも違いすぎて、どうなるかわからないですね(笑)。

ーー根田選手はSNSでの発信が活発な印象があります。PIST6の開幕前にも数多くのツイートをされていましたよね。根田選手がSNSで情報を発信し続ける理由を教えていただけますか?

競輪を知らない方に競輪を知ってもらいたいからです。例えば自分は車が好きで車の写真をSNSにアップするんですが、自分みたいな車好きの人がその投稿を見て「あ、この人競輪選手なんだ。今度レースを観てみようかな」って思ってもらえる機会にもなると思うんです。そういうのを大事にしていきたいと考えてます。

自分はカメラが好きなので、これからもいろんな写真を投稿するつもりです。それがきっかけになってもっと多くの方に競輪を知ってもらえればいいなと思っています。

◆根田空史選手のプロフィール(取材時)

出身  :千葉
生年月日:1988/07/21
班級  :S級1班
身長  :186.7cm

【SNSはコチラ】
根田空史選手のTwitter
根田空史選手のinstagram

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