『netkeirin』をご覧の皆さんこんにちワキモト！ もとい、こんにちワシコー！

11月も中旬を過ぎて気温がグッと下がり、皆さん体調の方は大丈夫でしょうか？

　今回は冬の訪れと共に心も体も冷えかけている競輪ファンと競輪を全く知らない女性の皆さんに、競輪界が誇るイケメン選手の実態をワシコー独自の目線でお伝えするので、それを見て暖かくなってもらえたらなと思います。

実績、ルックス、性格と三拍子揃った競輪界を代表するスター選手

　約2200人の男子選手が在籍する競輪界で、トップ選手9人だけがなれる最高ランクのS級S班。そこに10年以上も君臨している競輪界No.1のオールラウンダーで、レースでは常に冷静と情熱という二つの思いを胸に秘めながら走り、見る者を感動と興奮の渦に巻き込む実力と存在感がある。

　普段の日常やレース以外の現場ではとにかく優しさの固まりで、先輩後輩が仕事やプライベートの悩みを相談しても、それに対して全てのアドバイスが的確という正に「競輪界の聖徳太子」とも言える選手だ。

　ただ同県後輩の阿部大樹(94期)にだけは、平原さん自身が彼の自転車のセッティングを出したにも関わらずその1ヶ月後に

「なんでこんなセッティングで乗ってるの？」

　と聞いて

「いや、これは平原さんに出してもらったセッティング...」

　と阿部大樹の全身に衝撃を走らせたという心温まるエピソードも持ち合わせている。

　そんな完璧さと柔軟さを持ち合わせた平原さんだからこそ、ワシコーが現役選手100人を対象に行ったアンケート「自分が女性だったら抱かれたい選手ランキング」では3年連続で断トツの第一位。ある開催で関東地区の後輩選手が集まって「平原康多の弱点を探す会」を開き【競輪力】【人間性】などを約2時間も話し合ったが弱点は1つも出てこなかったと言う。だが阿部大樹だけは唾をごくりと飲み込んでいたのはここだけの話だ。

　車券購入は言うまでもなく常に3着までに絡めるべきで、払戻し金がガミる可能性はあるが

平原 - 全 - 全
全 - 平原 - 全
全 - 全 - 平原

なら的中率はおそらく70%を超えるだろう。

　上記、平原康多選手と同様でS級S班に3年連続で君臨している南関東地区の総大将。椎名桔平似の渋めのルックス+大人な雰囲気を感じさせる余裕を持ち合わせているが、何より目につくのは鍛え上げられた強靭なボディー。ワシコー独自の調査だと体重の3倍以上の重量をフルスクワットで何発も上げたりと、とにかくウエイトトレーニングの数値が他の競輪選手とは全く比べ物にならない。

　普段の生活においても100万ドルの笑顔で元気に挨拶をする姿が印象的で、選手や関係者からは実力、実績に加えて人間としての評価も未だに “うなぎのぼり” 状態だ。同地区の選手からの信頼も厚く、31歳にして既にレジェンド的ポジションが確定の位置付けにいると自信を持って言える。

　レースに関しては入場してきて発走台についた時から目を離してはならず、彼の集中力を最大限に高めるルーティンから、ゴール線を駆け抜けて敢闘門に引き上げるまでその全てを是非ご覧になって頂きたい。

　車券購入は言うまでもなく1着固定で、普段の練習からレース本番まで緻密に計算されたトレーニングとコンディショニングに加え、味方のラインと応援してくれるファンを一番大事にする彼の競輪力と責任感なら、心中しても結果はどうあれ後悔する事はないと言えるだろう。

爽やかなルックスとは裏腹に野獣のような走りをする草食系肉食男子

　両親がジャニーズ事務所に書類さえ送っていれば、今頃は関ジャニ8ではなく関ジャニ9のメンバーとして間違いなくお茶の間を賑わしていただろう。とにかく10人いたら10人が「カッコいい... 」と言ってしまう程のルックスで、更には冷静沈着+不言実行という、内に秘めた闘志をレース本番まで取っておくタイプ。

　近畿地区の後輩へのアドバイスはとにかく胸に刺さりまくりで、余りにも刺さりすぎて膝から崩れ落ちた後輩をワシコーは何人も見てきた。多くは語らないタイプだが随所に見せる優しさと厳しさから、その背中についていく選手は非常に多い。

　だが本業のレースでは普段の仏っぷりからは考えられない程の鬼と化す。道中、近畿の自力選手が先行して稲川さんが2番手を走っていた場合、他地区の自力選手が捲りでそこを通過しようと思うなら、行き先はゴール線ではなく病院のベッドの上だという事を半分覚悟して捲りを打った方がいいとワシコーはアドバイスしてあげたい。

　そんな義理人情の塊の稲川さんであるが故に車券購入方法は非常に難しい。2個目のG1タイトルをいつ取ってもおかしくない実力だが、とにかく近畿地区の“競輪道”を重んじて暴れに暴れまくる。基本は1着、2着で買えば的中率は上がるが、行きっぷりのいい先行選手の後ろの時は、思い切って先行選手を1着固定で稲川さんを買わないという苦渋の選択をするのも、意外と万車券を取る近道なのかも知れない。

　北九州小倉で育ったガッツ系プレイヤーで吉岡稔真元選手(福岡 65期)を師匠に持つ九州No.1のキレ味を持つ韓流系イケメンレーサー。稲川選手と同様に余り多くを語らないタイプだが、自由な九州地区の兄貴分とあって先輩後輩関係なく誰とでも話すので仲の良い選手が非常に多い。

　園田選手を語る上で欠かせないのがとにかくコーラで、1にコーラ、2にコーラ、3.4がサウナで5にコーラ、と言うくらい根っからのコーラマニアだ。宿舎の部屋に遊びに行くと冷蔵庫の中はびっしりコーラで、本人も「俺の血はコーラで出来ている」「輸血をする時はコーラで頼む」と言ったとか言ってないとか。だがそれぐらい骨の髄まで全身全霊を持ってコーラだ。

　レースはとにかく後方8番手、9番手からの突っ込みが大得意で、内だろうが外だろうがコーラ...もとい、コースさえ空けばどこからでも突っ込んでくる。車券購入の際はとにかくラインの筋違いで1着〜3着まで手広く購入して、コーラを飲みながら万車券になるのを祈るのが1番良い応援スタイルと言えるだろう。

これからの令和を盛り上げる新世代のイケメンレーサー

　大学自転車界で最も上下関係が厳しいと言われている日本大学。そこで荒波に揉まれ強靭な脚力と精神力を身につけて2019年に満を辞してプロデビュー。ジャニーズというよりは歌舞伎俳優のような鋭い目付きが売りのルックスだが、大学時代に培った礼儀作法は良い意味で見た目とのギャップがあり、やはりそこは日大上がりの好青年と言えるだろう。

　デビューしてからしばらくは持ち味のダッシュのみで勝負していた印象だが、ここ最近はロング先行に横の捌きといった幅広い戦法も出来るようになってきて、ワシコーは勝手に「次世代平原康多ポジション」と位置付けしている。競輪において非常に頭の良い選手なので、自分の役割をその時その時でしっかり理解して走る脚力と判断力があるから今後の活躍が非常に楽しみだ。

　車券を買う時はF1開催では3日間頭固定、G3以上の開催では本人がしっかり着を狙うのかラインの先導役として役割を果たすのかを見極める事が最も重要と言えるだろう。若さ故にたまに凡ミスをする事もあると思うがその時は

「お前よう〜...、坂井よう〜...、」

　と優しく語る程度の野次で勘弁してあげてほしいとワシコーは切に願う。

玄人ファンから大人気の競輪界No.1のエンターテイナー

　日本競輪学校 (通称NKG)に入学願書を送り続けて、浪速の苦労人が6回目にしてプロ競輪選手への道を歩き始めたのは2007年の事。なぜ途中で、なんばグランド花月 (通称NGK)に願書を送らなかったのかが不思議なぐらい全てのお笑いジャンルで100点満点の評価だが、競輪に対してもとにかく相手が想像もつかない作戦を立てて実行したりとにかく普通ではない。

　現在A級3班で苦しい状況に追い込まれているが、身長182cm、体重111kgのボディーから繰り出される「ズンドコ先行」と「ぶつかり稽古競り」は玄人ファンを痺れさせる見た目とインパクトがある。ミッドナイト競輪の時は特に気合いが入っており、落車後の単独ゴールでもハンドル投げを全力でやるなど、とにかく敢闘精神の塊で最後まで絶対に諦めない。

　車券購入は基本的に応援車券のみで買うのがオススメで、勝とうが負けようが「彼の走りにお金を払っている」という感覚で車券を買うのが1番の楽しみ方だろう。ギャンブルでもなくスポーツでもなくサーカスを見に行く感覚で是非競輪場に足を運んで応援して欲しい。

競輪選手は野球選手、サッカー選手に負けないぐらいの人材揃い

　上記の6人以外にも競輪選手は本当に魅力的な選手が多い。ルックスや性格が良いのはもちろんだが、G1級の選手になると平均年収は2000万円以上で1億円を超える選手も数名いて、賞金王ともなると年収は2億円を超える。選手寿命もスポーツ選手の中ではかなり長いし、ぶっちゃけこのコラムをたまたま見た女性は明日にでも近くの競輪場にとりあえず行くべきだと思う。

　現在コロナウイルス観戦予防の為にレース開催終了後の出待ちは禁止となっているが、それが解禁となったら是非女性ファンにはお気に入りの選手のレースを見てから、その後に選手出入口で出待ちをしてもらってその選手の素顔を一度でいいから見て欲しい。

　上記の6人はレース後でも時間さえあれば(遠征だと飛行機や電車の時間が決まっていて急いで帰る事がある)間違いなく神対応をしてくれるファンに愛された選手達であり、特に舟元権造選手辺りは間違いなく大喜びして写真撮影から握手を経てバックハグまで幅広い対応をしてくれるだろう。

　このコラムを見た全ての女性の皆さん...

　これも何かの縁だと思うのでコロナウイルスが収束した際には、最寄りの競輪場まで足を運んでイケメン達が走る姿と舞台裏の素顔を是非見に来てください。

　彼等のレース中の熱い走りと戦い終えた素顔は、普段では味わえない感動と興奮を与えてくれるに違いありません。

　そして上記の阿部大樹が受けた全身に衝撃が走るような感覚を、きっとみんなも味わう事が出来るハズです...。