一昨日、東京での収録後、本拠地の久留米に戻って、広島に乗り込んできた児玉碧衣。「最近いろんな番組に呼んでいただいて本当にありがたいです」と、強行スケジュールにも関わらず元気いっぱいの碧衣スマイルを見せてくれた。ガールズケイリンの看板選手としての自覚を持ち、バンク外でも手を抜かないところは彼女の良さだ。

　欠場明けだった前場所は、腰の状態を不安視されながらも完全優勝。その後の腰の状態は「痛みはありませんよ。順調に練習が出来ました」と不安はない。

　広島では来週の小倉競輪祭・ガールズケイリングランプリ2021トライアルを見据え、新車を投入するという。

「ナショナルチーム仕様の新車です。屋内での風圧を考慮したフレームでスピードが出ると評判なんです。自分としては来年ぐらいから使ってみようと思っていましたが、屋内バンクで行われる小倉のトライアルにみんなが投入してくると不安なので…練習で使い始めました。ただ、練習拠点が屋外(久留米)だからなのか、タイムも出ないし、乗った感じもしっくりこない(苦笑)。レースになって変わるのか、その辺りを見極めたいですね」

　現在22連勝中。完全優勝を果たせば25連勝となり、ガールズケイリン連勝の新記録となる。

「やっぱり意識はします(笑)。これまでの記録は自分、(梶田)舞さんと(石井)寛子さんが並んで24連勝なんですよね。オールスターファン投票5年連続1位、ガールズグランプリ3連覇と、ガールズケイリンの記録を作ってきているので、25連勝をして記録を作りたいと思っています」

　ガールズケイリン史に新たな伝説を残せるか注目の戦いが始まる。(netkeirin編集部)