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【大宮競輪】リズム回復! 栗本尚宗が復調ムード

2021/11/10(水) 19:30 0 0

大宮競輪場で10日から開催中の「テレ玉杯埼玉県150周年記念賞(FII)」。初日9Rで1着となった栗本尚宗に話を聞いた。

「最低でも決勝のつもりで頑張ります」と力強く語る栗本尚宗
 失格や落車でリズムを崩していた栗本だが、ここ最近はやっと上向き。本人も「前々回の最終日辺りから感触が良くなってきた」と話すように、レース内容、結果ともに良化している。

 初日のレースも最終ホームで前団を叩くとそのまま先行勝負。丸一周駆けだったが、踏み直しもバッチリで久々の予選白星を挙げた。レース後に話を聞くと、「少し仕掛けが遅かったかな。もう少し早めにペースを上げれば良かったけど、結果的に押し切れているのは凄く嬉しい」と笑顔で答えてくれた。

 成績を落とした時期は本人も相当キツかったようで、

「人の後ろを回った時に、踏み出しに口が開くことがあって。そこでおかしいと思ってメチャクチャ練習しましたね。多分今までの1.5倍くらいやっていた。そしたらオーバーワークになってしまって、ドンドン流れも悪くなった」と当時を振り返る。

「ここ最近はやっと上向いてきたと思っているし、感触もいい。この世界は腐ったら終わりだなと思っているので、気持ちも落ちていない。久々に初日を勝てたし、かなり良い薬になった。今回は最低決勝のつもりで頑張ります」と力強く締め括った。

 元々はパワフルな機動型で初日特選は常連の選手。このまま上昇気流に乗り続け、最終的にはS級のステージを目指す。(アオケイ・石濱記者)

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