前節の別府は初日特選を制すも、準決勝で落車。無念の途中欠場になってしまった。1日早く終えて、今回は中6日での参戦。状態面について聞くと、気になる答えが返ってきた。

「ケガは右肩の打撲と擦過傷。練習ですか？ 今回は別府からそのまま小倉に入って、園田匠さんら不動會のメンバーたちと練習をやってきました」。

　不動會といえば、吉岡稔真氏が主宰する北九州のグループ。地元の徳島には帰らず、小倉で練習したというわけだ。

「以前、園田さんに行きつけの整体を紹介してもらったんです。その縁で、今回はそもそも別府後に小倉に入る予定でした。不動會メンバーの園田さんや小川勇介さん、松尾信太郎さん、岩谷拓磨君、同期の嶋田誠也と、いい練習ができた。一緒に練習をしたのは初めて。園田さんには、マーク屋でもこんなに脚があるんだ、と思わされました。小倉竜二さんも凄いけど、園田さんも凄かった。街道の練習でも強かった。付いていけなかったですもん。体力的にはかなりハードだったけど、気分的にはフレッシュできた。持久力だったり、下りの回転力だったり、足りない部分も見えた。めちゃめちゃ勉強になりましたね。行って良かったです」。

　普段とは異なる練習環境で汗を流し、体にも頭脳にもいい刺激が入った。V候補の宮崎大空と村上竜馬を相手に、どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。(netkeiRin特派員)