2021/11/08(月) 18:30 0 0
今期1、2班に上がってから10場所が経過したがまだ決勝に乗っていない。チャレンジ時代は強気な攻め口で押し通していただけに、ここまで苦戦している姿は意外や意外だ。
「初日は自分のレースをさせてもらえます。でも準決になるとまったく。90点台の選手と当たると気負いをしてしまうというか自分に自信が持てなくなるんです。甘くないですね、競輪って(苦笑)」。
上がってきた自力選手がブチ当たる「準決の壁」に長谷部も苦しんでいる。ただ、乗り越えなければいつまで経っても88点台辺りまで。90点はまず見えてこず、S級などは夢のまた夢だ。
長谷部は幸いにして、最高の練習環境に身を置いている。所属は岐阜だが現在、大垣バンクが改修中のため、大垣をホームとする山口拳矢、小浦凪ら超ダッシュ軍団がこぞって岐阜バンクに訪れる。彼らとの濃厚な練習が大きな刺激となっている。
「大垣は12月終わりから開催が始まるみたいです。でも溜まっていた分を一気にやるから、結局みんなバンク練習ができない。だから当分、岐阜に来てくれるみたいです」。
元々、S級で通用する脚はある。だから一回ポンと乗り越えてしまえば、案外そのまま軌道に乗ってしまうかもしれない。いつ、その壁を乗り越えるかに注目が集まる。(netkeirin特派員)