2025/12/18(木) 22:00 0 1
現在、代謝争いの真っただ中にいる廣川。前検日の時点では辛うじてボーダー内に踏みとどまっているが後続の追い上げは激しく、決して安心できる状況ではない。今節はまさに勝負駆けのシリーズで、少しでも点数を上げたく、初日に選んだ位置は中岡海-田村光昭の3番手。
中岡海が打鐘からカマすと、前の動きを見ながらするりと内を潜って3番手にドッキング。最後は田村の突き抜けに乗って2着をゲットした。
「あれはもう経験値だね。離れるかもって予感があったから、とっさに内へ。動けていましたね。いつも、ああいう走りができればいいんですけどね。切羽詰まっていたから動けたんだと思います(笑)」と安どした。
奇しくもこの日は58歳の誕生日。点数アップに成功し首の皮一枚つながった、値打ちのある2着だった。
「下から20位ぐらいだったら、もう諦めもつくけど可能性のある位置にいられているわけだから上を目指さないと。自分のなかの大一番だったし、前の場所で1着を取れていたので上がり目と言えば上がり目。勝負は準決ですね」
サバイバルレースはまだまだ続くが、記憶に残る1日はホンのわずかだけ一息つくことができた。
2日目、準決4Rは東日本スジの渡邊颯太と吉田英二に断りを入れて九州3番手を選択。勝負駆けはここからが本番だ。(netkeirin特派員)
