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【泗水杯争奪戦】神山雄一郎「俺だって終わる恐怖はあるよ」

2021/11/06(土) 22:30 1 12

四日市競輪泗水杯争奪戦(GIII)」が7日、2日目を迎える。7Rの二次予選を走る、レジェンド神山雄一郎に話しを聞いた。

競輪業界に携わる人間で神山雄一郎の事を悪く言う人を聞いた事がない。走りだけでなく、人間性もレジェンドだ

 コロナ禍で取材制限があるので、基本的に共同会見の囲み取材。その場に、走ってきて、本当に嬉しそうだった少年の様な神山雄一郎が印象的だった。

「こうして、記者さん達に囲まれるのは松山GIII以来だから5か月ぶり。3着だけど、この場の雰囲気良いよね(笑顔)」。

 続けて記者が、自転車整備をする神山に、平原康多の親王牌Vの感想を尋ねると「4年8か月ぶりなの。関東の若手も、良いところまで来ているけどね。自分が諸橋の立場でも、あのコース。優勝には、あそこしかない。だけど、平原が余裕あったし後ろを確認する雰囲気もあったから、落車がなくても平原の優勝だったんじゃないかな。俺は最後にGIを取ったのは16年前の名古屋オールスター。その間に共同通信社杯とサマーナイトは獲ったけどGIIだから。6年前の松戸オールスターは新田祐大の2着だけど、そう簡単にタイトルは獲れる物ではないよ。全てが噛み合わないと」

 やはり、僕にとって神山選手はオーラ抜群だから、話していても緊張する。

「選手は弱くなると誰にも相手にされないと言うけど、有り難い事に俺の場合は違う。だけど、いつ終わってしまうかの不安は常にあるよ(笑)。俺も生身の人間だからね」

 SNSとかネットは見ないと言い、全ての評価は自分自身だと言う。

「だから周りの目や評価は気にしない。ただ、浅井とかがネットで俺自身に役に立つ事を書いていれば、それは見る」今の目標は「記念の決勝に乗る事、FIを優勝する事、GIの準決勝に乗る事。まだ自分の中では強くなると思っているので、また成績が上がれば、目標も自然と高くなると思う」

 こうして、僕の中のスーパースターと間近に話しをすると自然と背筋が伸びる。(町田洋一)

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