2021/11/05(金) 18:30 0 3
熊本記念(「火の国杯争奪戦」IN久留米)の嘉永泰斗の優勝の立役者は、間違いなく北津留翼。この並びに賛否両論あったのは事実だが、結果を出した嘉永も素晴らしい。準決で北津留は地元の大将・中川誠一郎を連れて失敗。レース後は、いつになく意気消沈していたと言う。勝っても負けても、愛くるしい笑顔を見せるのが北津留だが、終始、険しい表情。
そこで北津留の“覚悟”をさとったと、アオケイの後輩記者が話していた。
「今回、嘉永君と一緒になったらですか? う〜ん、前ではきついから番手。いや、(井上)昌己さんとかいるから3番手です」と笑いを誘った。
7車の翼と言われていたが、9車になっても強い。「普段、地元の小倉競輪祭は誘導。今回は珍しくレースを走るし、地元ファンの期待に応えたい」。
あの緩い感性が北津留の魅力だが、時には違う顔を見せるのが、男であり、競輪の人間臭さの一面だ。(町田洋一)