招待客による内覧会が行われたために、ナイターゲームから観客席に人が入った形での開催。
見事に連勝ゴールを飾った武田は「(ナイターから)お客さんがいるのは全然知らなくてビックリした。昼のレースが終わってから5時間くらいあったので、同期の石井洋輝から借りた漫画を読みながらのほほんとしていたんですよ(苦笑)」。

　たしかに選手たちは1日に2走、走るのでデイゲームからナイターゲームまでの間は外に出られずに競輪場内の控室で待機することに。その間に寝て体を休める選手もいるが、武田は「寝ちゃうと体が完全にオフになってしまうので横になりながらも起きながらっていう感じで過ごしていました」。

　さらにナイターゲーム開始が近づくにつれ
「夕方あたりからざわつき始めて(ファンが)居ることに気付きました」とレース後もまだ驚きの表情だった。

「レース前は居るなぁと思っていたくらい。集中していたのでそれほど気にならなかったけど、ゴール後くらいには何で若い女の子たちがあんなにいるんだろう？ って(苦笑)。普段の競輪場では見かけないファン層だったからビックリ。特にレース後の野次もなくて凄い拍手を貰ったので新鮮な気持ちでした。色々楽しみですね(苦笑)」と、そこはまだまだ22才の若武者。

　照れも見せながら語ってくれた。（アオケイ・渡辺記者）

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