2025/11/28(金) 15:17 0 6
11月28日、広島競輪場で竣工式が行われた。長期にわたる改修工事を終えリニューアルした競輪場が披露され、関係者らが出席して完成を祝った。
竣工式に参列した松井一實市長は「競輪ファンはもとより、若者や家族連れも楽しめる複合施設として、地域の賑わいや新しいスポーツ文化を創出する拠点となることを確信しています。広島市全体の活力を引き出し、新たなランドマークとして末永く愛される施設となることを期待します」と新しい広島競輪場に期待を寄せた。
広島競輪場は施設の老朽化に伴い、2023年1月からスタンドなど主要施設の解体工事を実施。2026年3月に全エリアの整備を終え、競輪とアーバンサイクルスポーツが融合する複合施設「アーバンサイクルパークス広島」としてリニューアルオープンすることを目指してきた。
6月10日からは全面オープンに先駆けて新スタンド棟をプレオープンし、競輪選手の宿舎も兼ねたホテル棟「せとうちサイクルステイズ広島宇品」も2026年春の開業を控えている。
バンクは改修前の緑から、宇品の海をイメージした鮮やかなブルーに変わった。この日行われたデモレースには松浦悠士や大川龍二、町田太我らが出場。まっさらなバンクに軽やかな走行音が響いた。
レースは11月30日のモーニング開催から再開。12月20日からは広島記念が開催される。ナイター照明設備も整い、今後はナイターやミッドナイト競輪の開催も可能となる。ファンにとって、より快適で多様なレース観戦が楽しめる環境が整った。
さらに2027年2月には「全日本選抜競輪(GI)」の開催も決定。新しく生まれ変わった広島競輪場が、再び多くのファンで賑わう日が近づいている。
