22日に最終日を迎える弥彦競輪ナイター「新潟スポーツ賞 YELLカップ(FI)」。12RではS級決勝が行われる。

　地元・関東勢からは杉浦侑吾(旧姓:藤井)、鈴木玄人、治田知也、吉澤純平の4名が勝ち上がり、どのように並ぶのか気になるところだが、ここは治田ー鈴木、杉浦ー吉澤に分かれる形で初日特選同様の別線勝負となった。

　治田・鈴木コンビは準決勝でも同じ前後で連係しているが、その準決勝では最終バックで依然最後方、なおかつ菅原大也に先捲りを打たれて万事休すかと思われたが大外をブン回して捲り切る見事なワンツー決着で決勝への勝ち上がりを決めた。S級昇級直後はなかなかクラスに順応できていなかった治田だが、近況はコンスタントに優出を決められる力をつけてきており、S級初優勝も夢ではない。番手を回るときはビシバシと仕事をする鈴木玄人という頼もしい存在を背負って地元ファンの期待に応えたい。

　杉浦・吉澤も今開催の初日特選で連係しているが、そのレースでは杉浦が名刺代わりの先行勝負で吉澤を勝利に誘った。準決勝では杉浦は後続をぶっちぎるカマシで快勝、吉澤は前の小畑が止まっても切り替えて直線大突入で勝ち切っているあたり両者ともにデキは良さそうだ。分かれたからには治田・鈴木をガチンコで負かしに行く。

　関東同士が激しくやり合うなら別線にもチャンス。伊藤信は前々走の岐阜記念最終日で松井宏佑、前走の松阪競輪で坂井洋と連続で大物食いを成し遂げている。今開催も初日に危なげなく白星スタートを決めると、準決勝では人気の関東3車を乗り越えてバックを取るロング仕掛けで2着に粘り込む圧巻のレースで魅せた。今のデキなら単騎捲り一閃！ の展開も大いに考えられる話だ。

　明日からはいよいよGI・寛仁親王牌が開幕する。景気づけに軍資金作りとしてチャレンジしてみてはいかがだろうか。

★弥彦競輪12R・S級決勝は20:30発走！
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