閉じる

【周防国府杯争奪戦】燃え尽ききれなかった諸橋愛が元気に参戦

2021/10/30(土) 19:30 0 6

防府競輪の「周防国府杯争奪戦(GIII)」が31日に開幕する。前節の地元GI・寛仁親王牌決勝で落車した諸橋愛にあらためて最後のシーンを振り返ってもらった。

寛仁親王牌の無念の落車から中5日、元気な姿を見せた諸橋愛

 地元の弥彦バンクで開催された寛仁親王牌決勝。優勝した平原康多の後ろからVを狙って中を突いた諸橋愛だったが、無念の落車に終わった。

「いろいろと気持ちを強く持って臨んだGIだった。トレーニング以外でも長いプランでいろいろとやったし、仕上がっていたと思う。最後は残念だったけど。(接触して)耐えられなくて(失格となった)新田(祐大)君に申し訳なかった。康多の外は無理なので、新田の内か外しかなかった。結果的に内を行くしかなかったんだろうけど、最内は伸びないコースだから…。準優勝はあっても優勝はなかった。あそこ(入ったコース・新田の外)を突き抜けるしか優勝はなかった。“まだ僕には獲れないんだな”と。いいときはあのコースが空くので。勝負した結果だからね。仕方がない」。

 地元GIの決勝で落車して中5日。心身両面のダメージで欠場まであるのかと思っていたが、そんなことは杞憂に終わってしまうほど元気な姿があった。

左指の縫った跡が痛々しい

「落車の影響は左手の指を何針か縫っただけ。擦過傷はいつものことだし、フレームも大丈夫。地元のGIで、今年が終わるくらいに燃え尽きるつもりだったけど、逆に断ち切られてしまった感じ。まだ頑張れや、と神様が素直にゴールさせてくれなかった。煮え切らない気持ちで終わってしまったので、(気持ちは)キープできている。また頑張るだけですね」。

 初日特選は、同じく親王牌で決勝に乗った吉田拓矢との連係。まだまだ燃えたぎっている諸橋がシャープに差し脚を伸ばすシーンもあるだろう。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票