2025/10/17(金) 08:31 0 0
チャレンジ準決勝で桜井大地が見せた渾身の捲りは、この日の一番時計。まさに「生涯一」と呼ぶにふさわしい一撃だった。普段は捲りが決まらないと語る桜井が、圧倒的な人気を集めた新人・池田充槻を力強くねじ伏せたその走りには、確かな手応えがあった。
「気持ち良かったですね。なかなか捲りが決まってなかったから嬉しいです」と桜井は笑顔を見せる。「兄弟子の柴田竜史さんに練習で軽いギヤを使えと言われて、回転の感じがすごく良くなった。やっぱりヤンググランプリチャンピオンの言うことは間違いないです」と信頼を寄せる。
さらに、日々の練習を共にする菊池竣太朗の存在にも感謝を忘れない。「練習仲間の竣太朗のおかげでもあります」と語るその姿からは、仲間との絆と、着実に積み重ねてきた努力の深さがにじむ。(アオケイ・市川記者)