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【宇都宮競輪】3番手から突き抜けた地元好気合の神山尚

2021/10/29(金) 10:00 0 1

宇都宮競輪場で開催されている「富士通フロンテック杯(FII)」。2日目の11Rに出場し1着だった地元神山尚に28日、話を聞いた。

「地元のお客さんの前で1着を取れたのは素直に嬉しいです」と語った神山尚

 神山は2日目の準決勝(11R)に出走。寺沼(伊織)-上原(龍)の3番手を選択。レースは寺沼が最終ホームで一気にカマして、別線を千切る。番手の上原に絶好展開も、神山が3番手から伸び、地元で一勝を挙げた。

「寺沼君と上原さんのおかげですね。でも余裕はあったし、自分でも良く伸びたと思います。地元のお客さんの前で1着を取れたのは素直に嬉しいです」と上機嫌で語ってくれた。

 好調の要因について聞いてみると「2場所前の京王閣から新車にしました。同時に乗り方を変えて見たり、ギアを変えて見たり、練習を変えて見たりして試行錯誤していたらしっくり来て成績も上昇。自転車は岡田泰地さんのセッテングを真似しています。自分も追い込み主体になっているのでばっちりハマったのかもしれません」。

 決勝戦では寺沼-鈴木(玄人)の東京勢の後ろを上原が選択し、神山は単騎での競走になった。実力者が順当に勝ち上がり、誰が勝ってもおかしくない決勝戦となったが、地元の期待を背負い、活路を開く神山の首位は十分にある。(アオケイ・松野記者)

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